9月6日の誕生花はミソハギ(禊萩)
花言葉は「切ないほどの愛」「愛の悲しみ」「慈悲」です。
ミソハギの開花期は7月から9月で、日本や朝鮮半島を原産とする宿根性の多年草です。
ミソハギとは、お盆になると、お墓や仏壇に供える盆花として知られている植物です。
ミソハギは、お盆に供養する【餓鬼(がき)《常に飢えと渇きに苦しむ亡者の世界に落ちた魂》】の
喉の渇きを抑える作用があるといわれています。
日本各地の小川沿い、田んぼのあぜ道などの日当たりのよい湿地に自生しています。
真っすぐに伸びた茎に、1cmほどの小さな花を30cmほど穂状に多数咲かせます。
花色はピンクや紫、赤紫などで、萩の花に似ていますが、萩の花とは異なる植物です。
萩はマメ科ハギ属の植物ですが、ミソハギはミソハギ科ミソハギ属になります。
「禊萩(ミソハギ)」という名前の語源は、禊(みそぎ)に使う萩(はぎ)に似た花から
「禊萩(ミソギハギ)」が変化して、「禊萩(ミソハギ)」になったといわれています。
また盆花(ボンバナ)、精霊花(ショウリョウバナ)、水掛草(ミズカケグサ)などお盆に
深い関係のある別名をもっています。
花言葉の「切ないほどの愛」「愛の悲しみ」の由来は、お盆に亡くなった霊を
弔うために供える、花であることに由来しています。
「慈悲」の花言葉は、お盆は餓鬼(がぎ)であろうと、亡くなった霊をすべて、供養し
崇めることにちなむのではないでしょうか。