12月5日の誕生花はナンテン(南天)
花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」です。
ナンテン(南天)は、日本や中国の野山に自生し、古くから庭木として人気がありました。また「難転(難を転じて福となす)」に通じることから、縁起木としてお正月の飾りや、また園芸植物として親しまれてきました。
ナンテンは、平安時代に薬用、観賞用として中国から伝来しました。江戸時代には縁起の良い木とされ、火災除けや魔除けとして玄関先、トイレ付近、鬼門や裏鬼門の方角に植えられたとされています。
ナンテンは夏に小さい白い花を咲せ、秋になり花が終わると果実をつけ、冬になると果実は丸く赤色に実ります。
果実、葉、茎、根は生薬に利用され、果実には視力の回復や咳止めの作用があります。また、葉に解毒作用があり、赤飯や魚料理に葉が飾られる習慣は、縁起物だけではなく、防腐作用がある事からも理由とされています。
花言葉の「私の愛は増すばかり」は、夏に咲いた白い花が、秋に真っ赤な果実を実らせる事に由来しています。
「良い家庭」の花言葉は、縁起物として「難転(難を転じて福となす)」の言われからきているとされています。