7月4日の誕生花はネジバナ(捩花)
日本では捩花(ねじばな)と言った名前が付いており、
日本、中国、ヒマラヤが原産地です。
日本各地で自生するネジバナは古くから日本人に愛され、春にピンクの小さい花を咲かせます。
開花時期は4月から10月。小さな花がらせん状に咲いている「ねじれた花」を咲かせます。
巻きつき方は、実は一定ではありません。らせん状にねじれないものや、
途中からねじれ方が変わるものもあり、そんな花の特徴から名前の由来となっていると
言われ、独特な形で人気が高い植物でもあります。
花言葉の「思慕(しぼ)」は
万葉集で詠まれた「根都古草(ねつこぐさ)を用いた歌にちなみます
思慕(しぼ))とは「思い慕うこと、恋しく思うこと」という意味があります。
花言葉は、万葉集で詠まれた根都古草(ねつこぐさ)を用いた歌にちなみます。
『芝付(しばつき)の 御宇良崎(みうらさき)なる 根都古(ねつこ)草(ぐさ)
逢ひ見ずあらば 吾(あれ)恋ひめやも』
歌には《あなたと逢うことがなかったら、こんなに恋しく思うだろうか》という思慕(しぼ)の念が
表現されていたのですが、「根都古草(ねつこぐさ)」が「ネジバナ(捩花)」であるという説があり、
その花言葉が付けられたと言われています。
この歌は「作者不詳」であり、植物を特定することは難しいのですが、
歌の「根都古草(ねつこぐさ)」は「寝つ娘」【つまり共に寝たあの娘がとても愛おしいという】
意味を連想させます。
根都古草(ねつこぐさ)が、ネジバナ(捩花)であるという説があり、
その花言葉が付けられたと言われています。