9月23日の誕生花は嵯峨菊（サガギ
花言葉は「高潔」です。
嵯峨菊は、嵯峨天皇の時代、京都・大覚寺にある大沢池の菊ケ島に自生していた野菊で、江戸菊や肥後菊と一緒に日本三大名菊の一つとされています。
気品ある花姿に嵯峨天皇から大変好まれ、大沢池の菊ケ島に咲いていた野菊（嵯峨菊）を摘んで器に生けたとされています。
大覚寺は生花の嵯峨御流（さがごりゅう）の総支所であり、嵯峨御流（さがごりゅう）は嵯峨天皇が広めました。
花色は黄・白・朱・ピンク・紫色。
「一鉢に三本仕立てとし、嵯峨天皇が離宮から鑑賞されやすい様に草丈は約２メートルに仕立てられています。
花は３段の「七五三仕立て」が特徴で、下から７輪、中部に５輪、一番上が３輪となっており、花弁は糸の様に細長く約１０センチ程の長さで、一輪で50～80弁ほど上向きに広がって花を咲かせます。
また、葉の色も「春夏秋冬」を表しており、「一番上の春は淡い緑」「中央の夏は濃い緑」「下部の秋は黄色」「一番下の冬は茶色」と、これは、生花「嵯峨御流（さがごりゅう）」が基本とされています。
花言葉の「高潔」は、菊が皇室の紋になっている格調高い高貴な花であることが由来されています。