11月6日の誕生花はユキノシタ(雪の下)
花言葉は「深い愛情」です。
ユキノシタ(雪の下)は、本州から四国、九州にかけて湿った半日陰の岩場に自生する山野草で、花びらの大きさの違う特徴的な形の花を咲せます。
ユキノシタの開花時期は5月〜7月、葉は赤みがかかった緑色の、丸みをおびたハートに近い形をしており、春になると紅や黄色の斑点がある白い花を咲かせます。花びらは5枚で、上の小さい3枚の大きさは3mmほど、赤や黄色の斑点が入り、下の2枚は1cmほどと、特徴的な花を咲せます。
古くから民間薬としても利用されてきており、葉っぱのしぼり汁には、抗菌作用や虫刺され、中耳炎の治療薬として利用されてきました。また、山菜や天ぷらなどにして食べることもできます。
花名の「雪の下(ユキノシタ)」は、雪の積もった下に緑色の葉が、見えることが由来とされています。また、雪の様に白い花の下に、緑色の葉を広げているからとも言われています。
花言葉の「深い愛情」は、ユキノシタの葉のしぼり汁を、民間薬と利用していた時代、子供がかかりやすい、耳ただれや中耳炎、風邪の治療薬としてよく使われていた事が由来しています。また、その当時、家の庭の湿った場所に、よく植えられていたとの事です。花言葉は親が子供を思う愛情からきているのではないでしょうか。